個人輸入のためのガイドライン

個人輸入のメリットとリスク

個人輸入のメリット
個人輸入の魅力はなんといってもその値段の安さ、また日本ではなかなか手に入らない物などが 手に入るなどの点に尽きると思います。
国内ディーラーの場合、輸入や国内在庫のための倉庫等の施設、各ディーラーへの流通システム その他の経費がかなりかかっていますので、どうしても部品価格は本国にくらべれば高くなる 傾向にあります。
物にもよりますが部品単体で見ればほとんどの部品が国内のおよそ半額、送料を入れても 国内定価の60%ほどで手に入ることができる場合がけっこうあります。
個人的にはBMWの場合には国内の部品価格は決して高いほうではないと思っていますがそれでも やはり買う側にとってみればこの価格差は多少の手間やリスクを考えてもとても魅力的だと思います。
純正部品番号がお分かりになる場合には部品情報検索用のプログラムで価格情報等を調べることができますので試してみてください。
(現在BMWのパーツリストはいくつかのサイトでオンラインで提供されています)
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部品情報検索CGI

個人輸入のリスク
リスクといっても輸入時に商品には保険も掛けられていますのでそれほど大きなリスクはないと思います。
ただし、気をつけなければならない点が何点かあります。

・品質に関する感覚の違い
これはどちらかというと日本人が神経質すぎる傾向にあるようにようで部品の塗装品質や部品表面の小傷など への感覚的な違いから不良品の基準に対する考え方が大きく異なっています。
たとえばクロームメッキされた部品などは純正部品の品質といえども表面のピンホールや若干の擦り傷、 メッキの後処理の汚れ等はあたりまえのようについてきますし、テールレンズ等も表面に保護用のフィルム 等が貼っていないまま梱包されていて輸送中にダンボールと擦れて表面が荒れてしまっているような 場合があります。
これらはドイツにクレームしてもほとんど全くといっていいほど取り合ってもらえません。
ドイツというと工業製品の品質は日本に劣らず高いイメージがあるかもしれませんが、実際には ヨーロッパ各地の部品メーカーやZ3等アメリカ製の部品も多数あり、日本車の部品品質にくらべれば 劣る部分もありますので品質に神経質な方は国内のディーラーやショップ等で購入した方がいいかもしれません。

・バックオーダー
海外通販や個人輸入で一番問題になるのが注文した部品を相手が在庫しておらず、バックオーダーとなって しまった場合の送料です。
通常海外のショップ等は在庫品もしくは一定期間内にそろった部品だけを取りまとめて先に発送してしまい、 残りのバックオーダー品は後日別便で発送してくることがほとんどなのですが、このときの送料がなんと こちら持ちなのです。
無論バックオーダーになった時点でそれらをキャンセルすることは可能ですが、注文した方としては 全部揃うのを前提で頼んでいるのと、なるべく送料を節約するために一度にまとめて注文しているわけです からこれではたまったものではありません。
このため注文時に全部揃ってから発送してくださいと注釈をつける等の工夫が必要になります。
(SPEEDの場合、そのへんは過去の海外の顧客とのやり取りで十分把握していますので基本的に全部 の部品が揃うまで発送を待ってくれますし、もし揃わない部品があった場合にはその時点でどうするか を問い合わせてくれますので、通常よりはずっとリスクは少ないです)

・英語でのやりとり
通常のやり取りでは英語でコミュニケーションと取らなければならないケースはほとんどありませんが 部品間違いやクレーム、保険請求等の問題が生じたり、相手側から発送についての質問等が来た場合 には英語で交渉しなければならなくなります。
もっとも最近は精度の高い翻訳ソフトや翻訳サイトのサービスがありますのでそれほど心配する必要は ないかもしれません。

為替に注目
個人輸入では支払いは現地通貨で行うのが一般的ですので支払い時の為替によって支払額が かわってきます。
ドイツからの輸入の場合にはEURO(ユーロ)での支払いとなりますので1ユーロが何円なのか という為替の変動に注目して円高の時に買えばさらに安く購入することができます。
実際には欲しい部品がある時の為替が円高ならラッキー、円安なら仕方ないかという 感じなのですが、為替動向に注目してうまく注文すれば多少なりとも安く購入することができます ので日々の為替をチェックしてみてください。

F.A.Q.

そのほかの個人輸入に関するF.A.Q.集は こちら をご参照ください。

部品見積もり

・CGIを利用した純正部品の見積もり・発注
部品の申し込みには基本的に部品番号を指定する必要があります。 部品番号が分からない場合には事前にディーラー等で部品番号を確認するのがベストです。 現在ではいくつかのサイトでパーツリストをオンライン提供していますのでそれらを利用されるといいでしょう。 掲示板等に車種と年式を(できれば車体番号も)書いて質問すれば部品番号が分かる場合もありますが 車両への適合を保証するものではありませんので参考程度に考えてください。もし教えてもらった部品番号が 違っていても部品番号の指定は購入者本人の責任となりますので交換や返品はできませんので注意してください。

・純正部品と互換部品
消耗品類やライト、テールレンズといった部品には純正部品と互換部品の2種類があります。
一般に箱が違うだけで中身は同じという場合がほとんどで、値段も純正品より15%〜20%くらい安くなります。
見積りCGIでは純正部品優先と互換部品優先の2つの部品検索ができますが、SPEEDに純正部品番号で見積り・発注を しても特になにも指示をしなければ互換部品がある場合には自動的に互換部品に置き換えられます。
(ちなみにこれ、相手は親切のつもりでやってくれています。同等に機能する部品なら安い方がいいに決まっていると 思っているのでしょう。)
したがってどうしても純正部品にこだわるという人は別途通信欄等に純正部品に限る旨を明記して見積もり・発注を 行う必要がありますので注意が必要です。

・輸入可能な部品
CGIの部品検索で表示されたからといってすべての部品が輸入可能なわけではありません。
具体的にはエアバッグ部品のように火薬を用いているものや、可燃性のオイル類、塗料、化学薬品その他の液体類、 爆発の可能性のあるガスを含んでいる物などは輸入することができませんのでご注意ください。
通常それらの部品は発注しても自動的にキャンセルされます。

・社外部品(ビルシュタインショック等)の見積り依頼
現在SPEED社では以下のメーカーの部品を取り扱っています。
BOSCH ,HELLA ,MANN ,BILSTEIN ,TEXTAR ,FEBI LEMFOERDER ,PAGID ,SACHS ,LUK ,REINZ ,LUCAS BOGE ,ZIEGLER ,BOSAL ,ULO ,EIBACH ,JURID
これらのメーカーの部品については部品番号やモデル名、もしくはどの車両に取り付けるのかをCGIのコメント欄 (社外部品指定欄)に書いて見積り依頼をしてください。

・アルピナ部品
ALPINA部品の場合には国ごとに販売者のテリトリーが定められているため基本的には輸入することはできません。
過去に部品によっては入手できた例もありますので問い合わせてみる価値はありますが、その場合でも国内同様ALPINA車両の 車体番号を添付することが必要です。
なお部品価格についても入手の可否と同様、個別に問い合わせる必要があります。

・見積もり依頼時の注意点
買うつもりもないのにただ見積もりを取るというようなことはおやめください。 もちろん見積もりを取ったからと言って必ずオーダーしなければならないということはありませんが 見積もり依頼だけで購入しない人が多いと相手側のレスポンスが悪くなったり、他の人を含め全体に 影響がでてしまいます。 また見積もり取得後に購入をしない場合には相手方へ今回は購入を見送る旨のメールを送る等、ある程度 礼儀を持って接することが重要です。 過去に購買実績のない人は特に注意しないと最悪次の見積もり依頼の時に返事がこなくなったりすることも ありえますのでご注意ください。

・部品価格について
ドイツSPEED社との交渉によりCGIを利用して部品の見積もり・発注を行った場合には輸入業者扱いとして いわゆる業販価格で購入することができます。
ただしCGIを使わずに直接メールで見積り依頼をした場合にはその適応を受けられませんので、 その場合の見積りの提示価格はCGIでの申し込みに比べかなり高くなるか場合によっては断られる場合があります。
これはもともとSPEED社は個人向けの販売は行っておらず、直接メールでの申し込みが「個人客の見積り依頼」 とみなされてしまうのとCGIで自動的に価格や部品重量等のデータを相手方に送ることによってSPEED側の見積り 作業が大幅に削減される事による割引が得られなくなるためです。
CGIによって表示される部品価格はドイツでのディーラー価格にディスカウント・コードとよばれる割引 コードによる割引率を適用して計算されますのでほとんどの部品は現地の定価よりも安く設定されていますが 一部の部品については若干ですが現地の定価を上回っている場合もあります。
これは梱包用品等にかかる費用を部品価格に上乗せしているためで、海外通販でよく耳にするハンドリング・チャージ に相当する費用負担を購入者に求めていることに起因しています。
なおSPEED社は輸出企業として政府登録されていますのでドイツ国内で部品購入時に支払う付加価値税(19%)は 免除されます。

・コア・チャージ
アルミニウムなどの再利用可能な素材を使って構成されている部品はリビルド品と呼ばれる一部再利用の部品で 提供されます。
これらのリビルド品の価格は壊れた部品を回収して再利用することを前提とした価格になっているため元の 部品を返品しないで部品を購入する場合には別途コア・チャージと呼ばれる料金が必要となります。
もちろん元の部品を送ればコア・チャージは発生しないのですが、相手が海外の場合には返送にかかる送料を 考えると元の部品の返送は行わずにコア・チャージ料金を加算して支払うのが一般的です。
CGIでは部品価格のほかにコア・チャージが発生する場合にはその価格も表示するようにしていますので 部品価格にコアチャージ代を加算した価格が輸入時の部品代金になると思ってください。

送料見積もり

送料は注文した部品の大きさや重量、それと指定する運送業者によって決まります。
ほとんどの場合においてDHLの送料はUPSよりも高くなります。
CGIではBMWとBENZについては部品重量を算出することができますが、それらは部品単体の重量で梱包資材等の重量を含んでいません。
実際の梱包重量はおおよそ2倍程度になると考えてください。
また部品の形状や重量、種類等によって複数の箱に分けて梱包されるケースもありますので料金表で単純計算 するのは難しいケースもあります。
SPEEDでは送られてきたメールの部品価格等について簡易的なチェックを行い、送料の見積りをした上で メールで返信してきます。
ここで注意していただきたいのは小額の部品の送料の見積もり依頼についてです。
一般的に数十ユーロの部品を個人輸入しても送料が高くついて結局国内価格よりも高くなってしまい キャンセルという事になってしまうケースが多く見受けられます。
このため小額の見積もりを依頼してもSPEED側の判断で無視されるケースがあります。
送料見積もりのための事務処理にもSPEED側の労力がかかっているという事をどうかご理解ください。 注文する部品の大きさや重量を一番よく知っているのは実は注文するあなたなのです。 事前にそれらの送料がどのくらいかかりそうなのかを各運送会社で調べていただくことで彼らの無駄な 労力を大幅にカットすることができます。
もしSPEEDの提示する送料が割高であると感じるなら輸入者が自分でDHLやUPS、FedEx等のアカウントを 取得し、輸送をアレンジして現地で荷物を引き取る事も可能ですのでそちらをご検討ください。

送料の計算は単純な重量ではなく容積重量という単位に換算して計算されます。
容積重量の計算方法は荷物のサイズ 長さ x 幅 x 高さ ÷ 6000 という数式で計算されます。
(実際の重量と比べて大きい方の値をとります)
また端数は切り上げて整数化します。
発送から日本への所用日数はおおよそ7日前後です

発注

発注はCGI経由で行いますので特に難しい点はありませんが一度注文した部品は基本的にキャンセルできませんので 内容をよく確認してから発注を行ってください。
見積りメールが相手に届くと簡易的な価格チェックをした後に送料の見積りがメールで送られてきます。
内容を確認したらSPEED社のHPよりクレジットカード情報や発送先住所等の情報を入力して正式発注を行ってください。
SPEEDでは現在クレジットカードの他、PayPalや銀行送金での支払いも受け付けていますが、いずれも先払いが基本となります。

発送


発注した部品が揃いSPEED側で発送の準備ができると発送と同時にメールで通知がきます。
このときメールには送られてくる部品のリスト、金額、送料等が書かれたインボイスのコピーがエクセルファイルとして添付されてきますので 中身を確認してください。
通常SPEEDでは発注されたすべての部品が揃うまで発送はしませんので万が一不足や部品違いがあった場合にはこの時点でメールで問い合わせを することをお勧めします。
発注した部品の中にバックオーダーになった部品があって入荷日が未定のものがある場合にはメールでどうするかを発注者に確認し、 揃った部品だけを先に発送する場合もありますのでメールで問い合わせが来た場合には了解する旨返信してください。
ただしバックオーダー品の発送に必要な送料は申込者が別途負担することになり発注時に送ったクレジットカードに請求されます。

キャンセル

SPEEDからの送料見積もりを受諾した後の部品のキャンセルはできませんのでご注意ください。
SPEEDはリクエストのあった部品のほぼすべてをドイツ国内のディーラーや他の部品商より調達しています。 これらの部品は一旦SPEEDに納入されると返品が出来ない仕組みになっています。 したがってもし揃えた部品がキャンセルになるとそれらはすべてSPEEDの不良在庫となってしまい、結果的に それらの損失は他の利用者の価格に転嫁されたり、場合によっては日本向けのサービスの中止に繋がってしまいます。
通常はキャンセルを希望しても出来ない旨の返事が来てそのまま発送され、クレジットカードにチャージされますのでご了承ください。

納期


部品の納期(SPEEDに在庫されるまでの時間)については一概には言えませんがSPEEDと各ディーラー、部品商等との間のやり取りは ある程度バッチ的に行われますので数週間の時間を要する場合があります。
極端に急ぎの部品を発注したい場合にはCGIのコメント欄に納期の確認メッセージを入れるか、送料見積もりのメールの返信時に 納期の確認をしてから正式な発注をするようにしてください。
一旦発注したものの納期が遅いという理由で一方的にキャンセルするというような事はできませんのでご注意ください。

輸入・通関

通常通関に関しては運送業者が代行して家まで届けてくれますので特に何もする必要はありません。
ただし通関費用が配達時に請求されます。
配達時に配達員に支払う場合とあとで振込む場合があり、それらは配送業者によってきまります。
ものすご〜くたくさんの部品を輸入するとかで特別な運送業者を使って送ってもらうような 場合には空港や港で荷物が一旦保税倉庫に入った状態で連絡がくる場合があります。
その場合たいていは適当な通関業者を斡旋してもらえますのでその業者に通関を 頼むか(結構高いです)もしくは自分で空港や港までいって通関手続きをとることになります。

個人輸入といえども輸入時には消費税がかかります。
正確には消費税4%と地方消費税25%の合計で、送料を含む総費用の約5%が課税される事になります。 自動車部品については原則非課税ですので消費税以外の課税はされませんが、革製品(シート地やアクセサリ)等には 別途関税がかかる場合もあります。
特にDHLの場合にはかなり厳密に内容をチェックしますので例えば大量のボルト、ナット類などが荷物に 含まれていると自動車部品ではなく鉄製のネジ類として申告され2%の課税がされる場合があります。
これらの税金は通関料と一緒に配達時に配達員に支払うことになります。 (DHLの場合には後日振込みで支払う事になる場合もあります)

部品間違い

注文した部品と違うものが届いた場合、それが発注者の指定ミスではなく相手側の発送間違いであればもちろん交換を要求できます。
まず最初に発注時の控えにある部品番号と届いた部品の部品番号を比較して確認してください。
注文時に部品番号をまちがえて発注してしまった場合には発注者の責任ですので交換や返品は出来ません。
その場合には届いてしまった部品はオークションや個人売買等を利用してご自分で売却する事を検討してください。
明らかに発注した部品番号と違う部品が届いた場合、それらは返品、交換の対象となりますがクレーム交渉は ご自分でメール、電話、FAX等を用い英語で行う必要があります。

破損時の処理

送られてきた部品に万が一破損があった場合、荷物には保険が掛けられていますので保険請求をすることが出来ます。
ただし、保険が掛けられているのは通常商品に対してのみで、送料は補償されません。従って代替品を 送ってもらうには改めて自分で送料を負担するか、もしくは運送会社に保険請求をする際に送料分の損害について 交渉する必要があります。 通常は約款によって別途保険を掛けていない限り運送料については補償されないケースがほとんどです。
また保険請求はあくまでも購入者が運送会社相手に請求するものであって、SPEED社に対してするものではありませんし、 SPEED社が替わりに保険請求をしたり、代替品の代金を立て替えたりするものでもありませんので注意してください。
破損部品の代替品を送ってもらう場合、更にもう一点気をつけなければならないことがあります。
保険請求によって受け取ることにできる金額は商品金額ではなく荷物の重さでその上限が決まる場合があります
そういったケースでは保険で受け取れる金額は部品価格よりも低くなってしまう場合があります。
その場合の差額についてはSPEED側充当してくれるため申込者は保険で受け取ることのできる金額で代替品を購入できる仕組みになっています。 ただしそれにはまず日本国内での保険請求が終了していなければなりません。
またSPEED側は破損時には代替品を発送するということを前提としていますので、代替品はいらないから保険金の差額だけ返金してくれというようなことは基本的には出来ませんので注意してください。
日本の顧客との破損時のトラブルで一番多いのがこの保険請求に関する手順の認識の違いで、SPEED側でも対応に苦慮しているそうです。

保険請求

保険請求に関しては各運送会社によって異なりますので、配達時の伝票等の連絡先を参照の上、各運送会社へ連絡して指示に従ってください。
ここで気をつけなくてはならないのは届いた荷物の外箱、一緒に送られてきた他の部品、緩衝用のクッション類その他、すべてを配達された時の状態に保っておかなければならない場合があるということです。
損害請求用の書類作成のため担当者は荷物を確認しカメラで撮影する場合があるので外箱、一緒に梱包されてきた他の部品や その箱、クッション類等すべて必要です。
なお、それらを既に破棄してしまっている場合には輸送と破損との因果関係を立証することができないため保険請求に支障をきたす場合がありますのでご注意ください。

個人情報の取り扱い


CGIを通して入力された個人情報は部品の発注や履歴の管理以外の目的で使用されることはありませんが、SPEEDからの依頼により日本語でのサポートが必要とされる場合には管理者よりメールでご連絡させていただく場合がありますのでご了承ください。

※ 2012年11月9日改定
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